2014年4月24日木曜日

Low-Eガラスってなに?

息子にタオルを渡して、「お口ふいて」と言ったら、
ちゃんとタオルでコシコシとお口をふいてました。

『ダンボ』の絵本で、ダンボが洗われている場面で「ゴシゴシ」と言うと、
息子は自分で手をゴシゴシ洗うマネをしていました。

少しずつ言葉を理解するようになってきた息子に成長を感じて、
意思疎通がとれるようになってきて嬉しいママでした。


RC見積り試行錯誤』でLow-Eペアガラスの話が少しでたので、
窓ガラスについてママが勉強したことをまとめておきます。

ペアガラスはなぜ必要?
光や風をとりこむために、家にとって窓は大事ですが、
窓ガラスには欠点があって、とても熱を伝えやすいのです。

せっかく部屋を暖めても、窓ガラスから熱がどんどん逃げてしまうのですが、
かといって窓を作らないわけにはいかないので、
そこで開発されたのが『ペアガラス』です。

ペアガラスのしくみ
2枚のガラス板の間に、空間を設けることで、断熱効果を高めています。
一般的には、空間の厚みは6mmですが、
空間が厚いほど断熱効果は高く、
中間層厚12mmというペアガラスもあります。

2枚のガラス板の間には何が入っているかというと、
 1.乾燥空気
 2.アルゴンガス
 3.真空
のどれかです。

1.乾燥空気
かつては乾燥空気が一般的でした。
なぜ『乾燥空気』かというと、内部結露を防ぐためです。
乾燥空気のペアガラスでも、普通のガラスと比べると、
約2倍の断熱効果があるそうです。

2.アルゴンガス
『真空』がまだ技術的に難しかった頃、
乾燥空気よりは熱を伝えにくい気体として使われたのが『アルゴンガス』です。
乾燥空気と比べて、1.5倍も熱を伝えにくく、
かつ、万が一漏れても安全な気体です。

3.真空
本当は、『真空』がベストです。
真空は熱を伝えないので、魔法瓶にも使われている断熱技術です。
ペアガラスの間を真空にするのは技術的に難しかったのですが、
今では真空ペアガラスも開発されて、販売しているメーカーもあります。

最近では『アルゴンガス+真空』のトリプルガラスなんかも発売されています。

Low-Eガラス
最近よく耳にする『Low-Eガラス』。
Low-Eとは何かと言うと、『Low Emissivity(低放射)』の意味です。
『放射』による熱の伝達を低く抑えることで、
ただのペアガラスと比べて、断熱性能がより高くなっています。

Low-Eガラスのしくみ
Low-Eガラスというのは、普通のガラスの片側に、
とても薄い特殊な金属膜をコーティングしたガラスのことです。
ペアガラスでいうと、内側表面(ガラスとガラスの間の空間側)に金属膜がきます。

Low-Eガラスの種類
ペアガラスのうち、Low-Eガラスを室内側と室外側のどちらに用いるかで、
Low-Eガラスには2種類あります。

1.高断熱ペアガラス:Low-Eガラスが室内側



左図の青が普通のガラスで、
紫がLow-Eガラスの金属膜コーティングです。

室内側にLow-Eガラスを使用することで、
冬に、窓から逃げる熱が大幅に減り、
暖房効率が上がります。

断熱性能は、一枚ガラスの約3.2倍、
ただのペアガラスの約1.5倍だそうです。



2.遮熱高断熱ペアガラス:Low-Eガラスが室外側



逆に、室外側にLow-Eガラスを使用すると、
窓から入ってくる強い日差しを和らげてくれます(遮熱)。

遮熱性能は、一枚ガラスの約5倍、
ただのペアガラスの約3倍だそうです。

断熱性能は、高断熱ペアガラスと同等のようです。





この2種類を、建物の立地環境や、部屋の向きによって使い分けることになります。
たとえば、強い西日が差し込む部屋には遮熱高断熱ペアガラスが向いていますが、
むしろ日差しを取り入れたい部屋には、高断熱ペアガラスの方がよいですね。


なるほど、窓も奥が深いです。

家の新築を検討し始めて、はじめて知りましたが、
サッシって高いんですよね。
その上、窓の性能は住み心地にも直結するので、
よーく吟味した方がよさそうです。

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