2014年6月9日月曜日

地盤調査 〜N値

保育園の給食で、嫌いなモノはよけて、
好きなモノだけ先に食べておかわりを欲しがるらしい1歳の息子。

こないだは、トマトを残して、大好物のうどんのおかわりを欲しがると、
先生に、『おかわりはトマト食べてからね』と言われ、
うどんのおかわりを欲しい一心で、
目をウルウルさせて泣きそうになりながらトマトを食べたそうです。

保育園のしつけに感謝感謝のママです。


さて、『地盤調査 〜予習』で少しご紹介した『N値』の話です。

地盤の強さの判定に使われている『N値』。
N値』はボーリング試験の測定値で、
"63.5kgのハンマーを75cm自由落下させて、パイプを30cm地中に貫入させるための打撃回数"
が『N値』です。

スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)の結果も、N値に換算することで、
結果を比較したりすることができます。

SWS試験での実測値から、換算式を用いて、
『換算N値』を求めます。
  Wsw = おもりの重さ
  Nsw = 1mあたりの半回転数
(ハンドルを回転させることなく、おもりの重さだけで貫入した場合は、
Nsw = 0 。)

この2つの値から、N値を換算して算出します。

土の性質によって換算式は異なります。
N値換算式】
 粘性土:0.03Wsw + 0.05Nsw
 砂質土:0.02Wsw + 0.067Nsw
 礫質土:0.02Wsw + 0.067Nsw

で、どのくらいの地盤の強さだと、どういう基礎構造にしないといけないか、
というのは、2000年に改正された建築基準法に定められていて、
詳しくはこちらに図つきで説明されているので、ご参照下さい。

基礎構造を決めるにあたって必要なのは、
『長期許容地耐力(kn/㎡)』という値で、
N値×80% くらいがこれに相当するそうです。

ちなみに、『宅地防災マニュアル』というのが定めている、
"軟弱地盤"の目安は、
地表面下10mまでの地盤に次のような土層の存在が認められる場合としています。
  1. 有機質土・高有機質土(腐植土)
  2. 粘性土で、標準貫入試験で得られるN値が2以下、あるいは、スウェーデン式サウンディング試験において100kg以下の荷重で自沈するもの(換算N値3以下)。
  3. 砂質土で、標準貫入試験で得られるN値が10以下、あるいは、スウェーデン式サウンディング試験において半回転数(Nsw)が50以下のもの(換算N値5以下)。

さてさて、うなぎの寝床の地盤のN値はいくつでしょうか。
地盤調査が楽しみです。

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