最近、息子の『トトロリクエスト』がすごいです。
『トトロー、トトロー』と言いながら、
リモコンをパパママの手に握らせてきます。
トトロをつけないと、とても悲壮な表情をするので、
つい根負けして『となりのトトロ』をつけてあげてしまい、
我が家のテレビは始終トトロにジャックされています…。
さて、今住んでいる賃貸マンションには床暖房がついています。
今のマンションがパパママにとって初めての床暖房でしたが、
パパもママもすっかり床暖房のとりこになりました。
冬は一度もエアコンをつけず、床暖房だけで過ごしています。
エアコンのような空気の対流がないので、ホコリも舞わないですし、
乾燥しないですし、とにかく過ごしやすいです。
新居にも床暖房は必須!と決めているのですが、
床暖房にも色々種類があるので調べていると、
床暖房のキーワードとして『輻射熱』がよく出てきます。
これまでにお話した設計士さんたちからも、
なにかにつけて『輻射熱』の話がよく出てきました。
『輻射熱』と言うだけで"なんか良さそう"と思わせるような、
マジカルワードとして一人歩きしている感じです。
パパもママも熱力学は専門でないので、色々調べていると、
相変わらずネットにはいろんな情報が氾濫していて、
『温水式床暖房は輻射熱』とか、
『床暖房は輻射熱ではない』とか、
『ホットカーベットも輻射熱だ』とか、
訳が分からないので、落ち着いてママなりにまとめてみました。
熱は高い方から低い方へ移動します。
その『熱の移動』には3種類ありまして、
1.伝導型:2つの物体が直接接して、熱が移動
2.対流型:空気に熱がのって移動
3.輻射型:遠赤外線によって熱が移動(物体や空気などの媒体が必要ない)
たとえば、
湯たんぽやホッカイロは伝導型熱移動
エアコンやドライヤーは対流型熱移動
床暖房は、床に接している足やお尻が暖かいのは伝導型熱移動で、
体全体が暖かいのは輻射型熱移動
というわけで、一つの暖房機器でも、
色々な熱の伝わり方をするものもあるので、
輻射熱かそうじゃないかというのは単純な話ではないのです。
ホットカーペットは、主に『伝導型熱移動』ですが、
一応熱を発しているので部屋全体を暖める『輻射型熱移動』も若干はあるのでしょう。
ただ、壁などまであたためるほどの威力はないので、
『輻射熱による暖房機器』とまではいえません。
床暖房は、"床を暖める"という点ではホットカーペットと同じですが、
壁や家具などまで暖めることができるので、
あたたまった壁や家具からじんわり出てくる輻射熱により部屋全体が暖まります。
ようやく頭の中がスッキリしました。
ちなみに、壁などを輻射熱で暖めても、
気密性の低い家では熱が外へ逃げてしまいます。
輻射熱暖房が有効なのは気密性の高い家、というわけです。
本当は床暖房の種類についてまとめたかったのですが、
それはまた次回に。
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