2014年5月2日金曜日

魔法瓶てすごい!

"いただきます"のお手てパチンは前から得意だった息子が、
"ごちそうさま"のお手てパチンもちゃんとできるようになりました。

食事が終わると、
『◎△※□…!』(息子なりの『ごちそうさまでした』)
と言いながら小さい両手をパチンと合わせています。

日々進化中の息子です。


『輻射熱』の勉強をしていて、
今まで知らなかった魔法瓶のすごさをはじめて知りました。

タイガー魔法瓶』のホームページに詳しく説明されていますが、
かみくだいて簡単に魔法瓶のすごさをお伝えします。

輻射熱ってなに?』で書いた通り、熱の移動には3種類あります。

魔法瓶は、中に入れたモノの温度を保たないといけないので、
熱が移動しないように工夫してあります。

まずは、『Low-Eガラスってなに?』で『魔法瓶にも使われている』とご紹介した、
"真空"による断熱。

容器を二重壁にして、間を真空にすることで、
熱の移動のうち、『伝導』と『対流』を防ぐことができます。

『伝導』は物質どうしが直接接していないと熱が移動しないので、
空気の分子すら存在しない"真空"なら熱伝導はおきません。

『対流』は、気体の流れによって熱が移動する現象なので、
気体が存在しない"真空"なら対流はおきません。

しかし、『輻射(放射)』による熱の移動は、遠赤外線によるものなので、
たとえ真空であっても熱が移動していきます。

そこで、タイガー魔法瓶では、間に薄い銅などを挟むことで、
熱の放射を反射させているそうです。



こちら、タイガー魔法瓶のHPからの拝借です。

Low-Eガラスの技術と同じ理論ですね。
この3つの熱の移動を防ぐことで、魔法瓶は最高の断熱技術を実現しています。
まさに、"魔法"瓶ですね。

魔法瓶はママが子供の頃からありましたし、
さしてモノ珍しいものでもありませんが、
そのすごさを改めて知りました。

技術やしくみはとても単純明快ですが、
なるほどー、と感心してしまったママでした。

この断熱理論をもとに、うなぎの寝床の断熱も考えていけばよいのですが、
家となると話はこんなに単純ではありません…。

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